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小鳥

 日曜の午後は日差しも暖かく、東の山の斜面の木を伐り透かしました。加奈さんも外に出て日の当たる位置に腰をかけ、妻とわたしの作業の監督です。じっとしていて動きませんので、ヤッケ・手袋などで寒さから完全防護です。作業をする妻とわたしは、少し汗ばむくらいの陽気でした。ちょうど旧暦の元旦にあたり、快い初春気分でした。

 山の木を伐り透かしていたら、小鳥が一羽飛んできました。切り倒した木の枝や、切り株などを飛び移ります。作業をするわたしたちの少し上の斜面で、遊んでいるかのようです。切り株にちょんと止まり、目をチョコチョコッと動かし、わたしたちを見下ろしたりもします。下から見上げるわたしには、その小鳥の腹の羽毛が見えました。明るい灰色がかって、ふっくらとしています。ウグイスでしょうか。小鳥が居たのはほんのしばらくの間でしたが、なんだか面白可笑しなものに出会ったような、楽しいひとときでした。

 さて翌朝起きてみたら、なんと雪景色。前日の陽気が、嘘のようです。帰りはどうなることかと心配をしたのですが、予報では午後から晴れるとのこと。雪の解けるのを期待しました。午前中は時折小雪の舞う中を、わたしひとりで、北の尾根あたりの木を伐り透かしました。そうしたら、昨日と同様に小鳥が一羽やってきました。

 昨日とは異なり、今度はわたしが見下ろす位置です。背の羽の色が、おそらく目の錯覚でしょうが、青に見えたり赤みがかかって見えたり、不思議な色に見えました。雪のせいなのか或いは雪空から時に洩れる淡い光のせいなのか、幻惑の小鳥を見て居るようで、間近に見ようとわたしが近づけば、小鳥は飛び移り、それを繰り返すうちに小鳥は姿を消してしまいました。

起きてみたら、うっすらと雪の世界。東の窓から。
13021101.jpg

おなじく東の窓から、見下ろして。
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北東の方の山を写しました。
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北の窓から、北の尾根に向かって。
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再び東の窓から、アセビの朱の芽と雪。
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2013.2.11撮影
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カイ

Author:カイ
奥三河・作手郷の風景を、「テレジアの森」から、お届けします。2010年9月より、娘の生活、生い立ちをとおして、より深い心の風景としての作手郷を紹介します。

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