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狂っている

 連休前半の初日、名古屋市では28.5度、翌日は27度という天気でした。作手郷もほぼこれに準じ、若葉の季節には不似合いな蒸し暑さでした。30日は一日中どんよりとした曇り空。雨でなかった分、とりあえず行楽日よりではありました。

 テレジアの苑では、山桜が飴色の葉桜となり、かわりにカスミザクラが白い清楚な花を咲かせています。盛りはミツバツツジの明るい紅むらさき。山の斜面の所々に小群落をなしています。そして山全体を見れば、淡く霞んだ若葉萌えの色。

 一年でもっとも華やかな黄金の季節、とこのように過去は表現してきたのですが、しかしことしはなぜか生彩がありません。妻の言葉によれば、これだけ花に満ちているのに、山に勢いが無いというのです。わたしも同感です。例年ならば、地の底から立ち上るような命の息吹が、ことしは感じられません

 この時期、いつも咲く花に、異変がありました。まずカヤラン。着床した木の枝から可憐な黄色の花を垂らすのですが、これが全滅。次ぎにヒメハギ。山路をゆく足もとに踏みつけるほどに咲くはずの花が、これも全滅。そしてフモトスミレ。山路の其処此処に小群落をなしていたのが、これもほぼ全滅。わずかにまばらに咲く花は、小さく細く栄養失調状態を思わせます。咲く時期が遅れているだけなのか、それとも絶滅の前兆なのか、とても不安になります。

 不安に思う理由は、去年から続いている気候の狂いです。近くは、今年二月の異常な寒さ。つづく寒暖の差の激しさ。すっきりした日の少なさ。空気の淀みなどです。たとえば28日は異常な暑さの晴れの天気でしたが、山峡の空気に透明感がなく、確かに青い空と若葉の山なのですが、光が妙にまぶしくどこか濁っていて、山の木草に光が注ぐというより、注ぐ前に光が空中分解しているという感じです。こうした光の照り方は、いままでに経験がありません。

 望みは、寒さのせいで花の時期がずれただけだと思いたいのですが、九割がた、なにかが狂っていると、わたしは感じます。もっともわたしもその中のひとり。心身がほとんど惚けかけています。連日のニュースでは、悲惨な交通事故の報道が続きます。ぼんやり運転のせいで、何人もの死傷者が出ています。ニッポン社会の人間自体が、狂いかけているようです。

天候と、写真が下手なせいもあり、色にあざやかさがありません。
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これもいまいち、の印象です。実際はもう少し晴れやかです。
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こちらはビンボケ。奥の鍋では、タケノコを湯がいています。
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翌早朝の山峡。靄が垂れ込め、実景に近いです。
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湿地の靄。
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同湿地の靄と濡れた舗装路。
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西の山荘へとつづく靄。
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4.28-29撮影

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カイ

Author:カイ
奥三河・作手郷の風景を、「テレジアの森」から、お届けします。2010年9月より、娘の生活、生い立ちをとおして、より深い心の風景としての作手郷を紹介します。

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