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冬の作業の始まり

 25、26日の作手は、先週と同様、冷たい曇天の天気でした。こんな日には、気分がひるみますが、だからといって作手行きを止めたら、山の管理はできません。冬は草刈りなどの作業に追われるからです。

 わたしたちの一年は、まずこの冬の作業から始まるといってもよいでしょう。準備を含めれば、先週のチェンソーの点検・修理依頼から始まったともいえます。冬の作業は、断続的に三月半ば頃まで続きます。その日の天気次第で、どの場所で、なにをするかを決めます。

 この作業を終えると、テレジアの園と森は、とてもすっきりした感じになります。そして一年でもっとも華やかな春の季節を迎えます。それが過ぎると、今度は梅雨から夏にかけての草刈りをします。しかしこの時期には、冬場ほどの作業はしません。道端の草刈りをしたり、あるいはあまりに茂りすぎた場所に限定します。自生している草花をできる限り残すためです。そして秋が過ぎ、冬となり、それらの草花の種が地に落ちきるまで待ちます。また秋から冬にかけての木々の実を、鳥がおおよそ食べ尽くすのを待ちます。

 さて25日は、主に山の湿地の草刈りをしました。妻と共に午後一時から五時まで作業。荒刈り程度でしたので、この次に、仕上げの草刈りをする予定です。その他、アジサイ、カツラの木の移植、山道の荒刈りなどをして過ごしました。

 ところで今回、わたし用に新しい長靴を買い、妻用には牛革の作業手袋を買いました。合わせて3000円弱の出費でした。

寒い日の加奈さんは、家の中でラジオを聞いたり、本をぱらぱらとめくったりして過ごします。
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2010.12.25撮影

外が暗くなってきたので、カーテンを閉めました。
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2010.12.25撮影

翌朝、外を歩いたら、ミヤマシキミが実をつけ始めていました。
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2010.12.26撮影
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銀河の農機具修繕センター

 年末の仕事の忙しさから、作手郷へは18日も日帰り。暗い曇天の空。冷たく吹きまくる風。冬の作手郷らしい風景でした。チェンソーの修理依頼をする予定でしたので、修繕センターに行きました。修繕センターは、作手農協の裏手にあります。

 事務所に入ると、いつもの係の男性がいました。草刈り機の修理など、時々利用しますので、顔だけは知っています。エンジン式、電動式各一台の点検をお願いしました。土曜はひとりだけで仕事をしているようなので、とくに急がない旨を話し、結局年明けの8日に受け取ることになりました。

 3週間後の受け取り。このゆるやかな時間の流れ。まるで上質な物語の中にでもいるようです。わたしはふと、宮沢賢治の童話の世界を思いました。係の男性も、童話の中にあらわれる実直なひとりの農夫を思わせます。とつとつとしたきまじめな語り。平凡なセンター事務所が、名作「銀河鉄道の夜」の中の、或るひとつの銀河ステーションのようにも、感じられました。

 別れ際、わたしの名を告げると、はい、分かっていますよ、とはにかんだ笑顔。その係の方の名を知らないまま、わたしたち家族はすっかり、しあわせな気分になりました。暗い曇天の空も、寒々とした冬の田原も、なんだかなつかしく思われ、賢治の描いた銀河世界のように、感じられたひとときでした。

銀河ステーション? 修繕センター事務所前の加奈さん
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2010.12.18撮影

ふり向いたら、地区巡回バスが。
座席窓に見えたのは、おばあさんがひとりだけ。不思議な感覚でした。
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2010.12.18撮影

センター裏に広がる冬の田園風景。
かつては、東海地方最大といわれた大野原湿原が広がっていました。想念は時空を越えて。
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2010.12.18撮影

冬の里山歩き

 テレジアの森は、ちいさな里山でもあります。里山のふかくに入るには、冬が一番です。まむしやスズメバチの心配がないからです。木々の葉が落ち尽くした明るい山みちをあるくのは、独特の楽しさがあります。

山荘近くのフユノハナワラビ
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2010.12.11撮影

山荘近くのミツマタの蕾
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2010.12.11撮影

山すそのアケビの黄葉
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2010.12.11撮影

曇天のしたのコナラ林
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2010.12.11撮影

コナラ林を別の角度から
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2010.12.11撮影

東の山の斜面から見た山荘
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2010.12.11撮影

中腹あたりのツチアケビ
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2010.12.11撮影

尾根近くへの路
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2010.12.11撮影

北の尾根近くの路
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2010.12.11撮影

西の山の斜面から、東の山の斜面を
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2010.12.11撮影

最後に加奈さんのVサイン
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2010.12.11撮影

冬の森へと

 5日は日帰りで、ドライブがてら作手へ。まず最初に立ち寄ったのは、下山和合地区の花屋さん。次に「山遊里(やまゆり)」。三河湖畔でお茶タイム。そして作手の「すずかぜ」、さらに道の駅の豆腐屋さん、農協へとまわりました。

 毎週同じようなコースですが、そのつど幸せな出会いと新たな発見があります。花屋さんでは、胃ろうの母の部屋に飾るシクラメンを買いました。こうした気配りは、妻ならではのもの。わたしはただ、心の中で感謝するばかりです。

 山荘には、ちょうど昼ごろ着きました。食事をし、午後の二時には帰路につきました。その間、娘を散歩させたり、山のシキミを切りとったりしました。シキミは、ほぼ隔週間隔で豊田に持ち帰ります。墓参りをするという友人にあげるためです。

 さて、テレジアの森はもみじもほとんど散り、すっかり冬の風景となりました。わたしたちは、冬の景色も大好きです。日差しのありがたさを、しみじみと感ずる季節です。山の木草の手入れをする、楽しい作業に追われる季節です。

開きかけたサザンカの花に、小さな羽虫がいたのですが、写真で撮ると見えませんね。
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2010.12.5撮影

すっかり葉を落とした、コシアブラの木の肌。明るい灰白色が印象的です。
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2010.12.5撮影
プロフィール

カイ

Author:カイ
奥三河・作手郷の風景を、「テレジアの森」から、お届けします。2010年9月より、娘の生活、生い立ちをとおして、より深い心の風景としての作手郷を紹介します。

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