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新鮮で素敵な四つの出会い

 この冬の週末は、寒い日が多く、山荘宿泊がほとんどできませんでした。そのためなすべき冬の作業がとどこおり、仕事を休んで集中的に行うことにしました。16日から20日(火~金)までの五日間、家族三人、作手の山で過ごしました。以下、列記。

 まず火曜の午後からは、敷地内の湿地の草刈り。ショウジョウバカマの株が増えていましたので、鹿に食われないよう、まわりに簡単な柵を。その日の夕方までに済ませ、一段落。夜になり、妻に教えられ、オリオン座を見ました。
 水曜日は、朝から、わたしどもの山の前の湿地の草刈り。二十年前は、ハルリンドウが咲いたのですが、今は絶えています。回復を期してヌマガヤを刈り、ミズゴケを取り除きました。三年くらいつづけ、回復しなければ、あきらめるつもりです。

 昼食は、香恋の里でとりました。途中、霊泉で水を補給。ペットボトル20本。香恋の里では、他に客はなく、実にゆっくりと過ごしました。わたしはカレー(肉は猪ですが臭みは気になりませんでした)。妻と子は、おにぎり付きの米粉入りうどん。薪ストーブの近く、木製テーブルをはさんで、楽しく食事をとることができました。店員さんの心づくしの茶もいただき、しあわせなひとときでした。みやげにとクッキーなどを買ったりし、こんなリッチな気分になったのは、はじめて。これが最初の、新鮮な出会い。

 午後からは山荘に戻り、ひきつづき湿地の草刈り。このとき、思いがけなく、レンゲツツジの小群落に会いました。まだまだみんな小さな木なのですが花芽をつけ、湿地の奥に広がっています。この春が、こよなく待ち遠しく思いました。このまま保全すれば、十年もすれば、すばらしいレンゲツツジの花風景が見られるにちがいありません。これが第二の素敵な出会い。

 木曜の朝は、中休みとしました。仕事が本分なので、作業一点張りという身体の使い方はできません。ちょっとしたドライブにと、家族で善福寺近くの「仏頭岩と雲龍ガシ」を見にゆきました。名前だけは聞いていたのですが、実際に見るのは初めて。想像を超えた、圧倒されるほどの迫力。単に巨岩、巨木というのではなく、見事な造形です。再度、見に来ようと思いました。これが第三の、新鮮な出会い。

 午後からは、スズキさんが来訪。一時間半ほど、いろんな話を聞かせてくれました。スズキさんが帰られてからは、かねてから、エゴノキを活かすため伐採したいと思っていた木、イヌツゲを切りました。枝を払い、片付けなどをして、夕方となりました。

 金曜日の朝は、敷地内の山の東側斜面の草刈り。春のキンラン、ミツバツツジ、ワラビなどの自生地です。午後からは、いったん豊田の家に帰宅。土曜の朝、足助のミヤケさんのお宅に寄りました。妻の友人。お宅でみそづくりの予定でしたが、すでに前日タル詰めに。結果、わたしたちの分を受け取るだけでした。けっこうな作業量なのに、あっけらかんとしたミヤケさんの笑顔には、驚かされました。わたしたちには、ちょっとまねのできない善意です。ミヤケさんの笑顔が、第四の新鮮で素敵な出会い。

 その後、作手に向かい、「すずかぜ」に立ち寄り、わたしたちの山へ。山では、山荘の西側屋根にかかる木を伐採、片付け。その後、昼食。午後はやばやと帰路に。帰るさい、車を出そうとしたら、妻が、五日前より、梅の蕾がふくらんでいると、言います。見ましたら、なるほど、ちいさいながら、花芽が赤く丸っこくなっていました。

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年行事で尻もち

 豊田の自宅地区で、年行事というしきたりがあり、ことしはその役にあたりました。年行事などという語は、この地方だけに通用する言葉だろうと思っていましたら、さにあらず、広辞苑にも出ています。「一年交替でつとめる総代役」とあります。ネット上のデジタル辞典では、「一年交代で務める世話人・代表者」とありました。辞典の表現では、過去の村における身分制社会を感じさせますが、現代では完璧に崩壊し、単純な労働奉仕作業の役まわりとなっています。

 そんなわけで、今週末は村の「お日待ち」で、作手には行けずじまい。「お日待ち」もネット検索でその本来的意味を知ることができますが、わたしたちの村ではほとんど形骸化しています。

 でも今回、村の歴史や自然に、あらためて目をむける機会を得たのも、それなりに有意義なことだと思いました。また、山の中腹に秋葉山の幟を立てる作業があったのですが、すとんと尻もちをついてしまったのも、自らの老いを実感させられた良い体験でした。同時に思ったのは、尻もちをついたその土の、やわらかさでした。コンクリに比べ、土はやさしいと思いました。

光のシンフォニー

 この週末はとても寒く、日曜のみ、作手に行きました。行き帰りともに三河湖経由で、すずかぜ・豆腐屋さん・道の駅・農協・山荘の順に立ち寄りました。地元のみなさんの話では、土曜の雪混じりの冷たさは大変なものだったとのこと。わたしたちの山荘宿泊も、年明け以後、ほとんどありません。二十年来、初めての体験です。

 寒々とした田原のひろがる単調な作手風景。反して三河湖の風景は、すばらしいものでした。冷たい風が吹きすさぶ中、冬の日を返して湖面の波がさまざまな表情を見せ、まさに光のシンフォニー。湖面をすれすれに飛ぶ鳥の群。たたなわる山々。時々車を降り、その場所ごとの風景に目をこらしました。硬質の美を、しっかりと堪能した一日でした。


消えた記憶

 この週末は、久しぶりに山荘宿泊。天候はいまいちだったのですが、気温はそれほど低くなく、先週に引き続き日曜の草刈りボランティアの予定もあり、家族三人、泊まることにしました。

 日曜の朝となり、結局わたしの腰痛が直りきっていないため、「愛好会」のボランティア作業は不参加。わたしどもの山の、北尾根付近の不要な木々を切り払いなどして、過ごしました。

 昼近く一段落。雨もようとなり、帰路につくことにしました。そのさいふとなぜか、今日の作業、昨日の作業に思いをはせたのですが、昨日の作業が、どうしても思い出せません。きのうの記憶が消えているのです。

 どうしても思い出せず、結局妻に、きのうはいったい何をしたのかを聞いて、やっと少しづつ、記憶が戻ってきました。こんな体験は初めてです。妻には笑ってごまかしましたが、これが惚けの始まりなのかと、不安になりました。

 こんごの対策を、考えているところです。いろんな要因があると思います。酒の飲み過ぎもそのひとつでしょうが、これは改まりそうもありません。さしあたり、土曜、日曜をふり返る時間をつくり、記憶をたどる訓練をしようかと、思っています。

プロフィール

カイ

Author:カイ
奥三河・作手郷の風景を、「テレジアの森」から、お届けします。2010年9月より、娘の生活、生い立ちをとおして、より深い心の風景としての作手郷を紹介します。

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