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目からウロコの、いい話。

26日は、鴨ヶ谷と向山湿原の道辺の草刈りでした。小雨がぱらついていましたが、楽しく行うことができました。

向山では、草刈りのあい間に、わたしはナンバンギセルの種を採りました。さらに作業終わりの頃は、すぐ近くの村田さんのお宅の庭付近で、樹木鑑定など、ひとしきり話がはずみました。そのさいに、目からウロコのとってもいい話を聞くことができましたので、紹介します。

サラシナショウマの花を前に、大石さんが、花の名の由来を披露しました。基本的には有毒のため、若菜を水でしっかりと晒して食べたことから、その名がついたとか。その説明に、わたしが、昔は野菜の種類が少なかったから、そうまでして食べたんでしょうねぇ、と言ったことに対する、大石さんの返事がすばらしいものでした。ひとりごとのように、独特の口調で、大石さんは次のように言いました。

「うーん、昔の人は今とちがって、深ーく豊かに、自然と関わっていたんだねえ」

がくーんときました。自然との深く豊かな関わり。それに比べ、わたしの先の言葉のなんと即物的なことか。食べるものがなかったから、そんなものまで食べていたんだなんて、なんという傲慢で浅はかで貧弱な心だろう。物質至上主義にどっぷりとつかっている自分を、思い知らされました。深く豊かに自然と関わっていた昔の人々。昔の人たちを尊敬する気持ちがわきました。

事実は事実。誰が見ても同じ。でもそれをどういう思いで見るかは、見る人の心のありようで異なります。大石さんの眼差しは、まさに目からウロコの、すぱらしいものでした。(ちなみに、「目からウロコ」の由来は、聖書のことばから。心の闇が開かれることを指しているそうです)
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作手戦国絵巻「歴史の小径」

旧作手村観光協会が作成した、パンフレットを紹介します。
08.10.12.レキシ1

写真を拡大して、説明をお読みください。
08.10.12.レキシ2

見開きの左半ページ分です。善福寺は、あらためて紹介予定です。
08.10.12.レキシ3

見開きの右半ページ分です。砦は、数年前に復元。現地を最初に見て印象的だったのは、上がとがった柵。腹にずぼりとくい込む感じが、実に痛そう。
08.10.12.レキシ4

こんなふうにパンフレットにすると、いかにもカッコ良く、テレビドラマが展開している感じですが、実際、作手郷の人々に接すると、熾烈な戦の実際が見えてくる気がします。

通常わたしたちがイメージする戦国の世とは、端的に言って、わたしたちとは遠いところでの話のように思います。たとえば秀吉の出世物語にしても、戦を重ねているにもかかわらず、痛快な話として、わたしたちは安心して話に接することができます。秀吉死後の関ヶ原の合戦にしても、天下分け目の戦いなどと、わたしたちは見物人感覚でドラマを見たりします。

でもわたしにとり、作手郷の戦国の歴史は、他人ごとではありません。戦いは、作手郷近隣でなされ、作手郷近隣の人々が殺し合ったのです。中には、骨肉相争う戦いもあったのです。もしその時代に生きていたら、わたしは、わたしの知っている人を相手に殺しあったかも知れないのです。作手郷の人々は、現代においてさえ、戦国を生きた人々のおもかげを持っています。

あの人と、わたしは殺し合っていたかも知れない。あるいは、わたしの知っている人どうしが、敵味方になり、殺しあったかも知れません。殺し合いは、事実この村でなされたのです。

作手郷の戦国の歴史を思うとき、その悲惨は、わたし自身のものとして迫ります。

稲刈りが済んで。

作手郷の稲刈りも、おおかたは無事に終わりつつあるようです(2008.10.4)。藁を積んでいる田んぼがありましたので、撮しました。手前の細く赤い杭の連なりは、猪や鹿除けの電柵です。どこの田んぼにも、こうした囲いがあります。
2008.10.4.タイネ1
角度を変えて、撮しました。これらはいかにも平凡な風景です。でもちょっと視点を変えて見れば、とても恵まれた風景であるといえます。国内自給率が40パーセントを切り、しかも世界的には、水や食料に困窮する人々が、何億といる時代です。これら平凡な田んぼの風景が、実はいかに大切なものかが分かります。
2008.10.4.タイネ2
作手郷でつくる米の品種は、ミネアサヒです。ミネアサヒについては、
こちらをクリック。→ミネアサヒ

写真を写していた道ばたに、コスモスが咲いていました。
2008.10.4.コスモス1
コスモスも、ここ作手郷ではありふれた花にすぎません。でも、色鮮やかできれいです。高原のさわやかな空気のせいです。
2008.10.4.コスモス2
プロフィール

カイ

Author:カイ
奥三河・作手郷の風景を、「テレジアの森」から、お届けします。2010年9月より、娘の生活、生い立ちをとおして、より深い心の風景としての作手郷を紹介します。

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