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不動明王

 「道の駅」に行く途中、お不動さまに立ち寄ってみました。塞ノ神城址への登り口にあります。ひさしく作手の石仏を訪ねていません。なつかしい思いで見ました。同時に、昔の人々の信仰心がしのばれ、あらたな感慨が湧きました。

 杉や馬酔木などの古木の根方の、石の祠の中に、お不動さまはちいさく鎮座していました。百年以上を経ているのでしょう、こまかな姿形は定かではなく、顔と胴とがぼんやりと分かる程度です。向かって左には、荒岩を組んで小滝がしつらえてあります。

 ちいさなお不動さまと、対して天に聳える巨木、傍らの滝。そしてこれらの対比を見ているわたし。不思議な気がします。不動尊は、大日如来の化身とされています。巨木と滝とわたしと、さらにちいさな不動尊。この不動尊が世界そのものなのですから、実はわたしと巨木と滝を包んでいます。ちいさなお不動さまを前に、わたしたちは、広大無辺の宇宙世界に生きていることを教えられます。

 水は生命の源、巨木の森は生命の息吹、わたしたちは生命のあらわれ、そしてお不動さまはこの宇宙世界の生命そのもの。こうした石仏の場は、作手のあちらこちらにたくさん存在します。それらはあたかも、宇宙に散らばり輝く星を連想させます。そして確かに、地球も銀河系宇宙の中のひとつの星であり、またわたしたち自身、ちいさな星のかけらの、ひとつひとつでもあります。

 このような場を、今の世に残してくれた昔の人々の営為に、わたしは心底敬服します。

里地から山ぎわに入り、すぐお不動さまに会いました。
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荒岩を組んで、ちいさな滝がしつらえてあります。
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巨木の根元に石の祠があります。
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祠の中に不動尊がまつられています。
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やはり石の不動尊です。
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不動明王の石標。
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お不動さまの上は、馬酔木の白い花房の傘。
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4.8撮影。
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上菅沼の十六童子

冬の日差しのあたたかな時に訪ねると、ほっとするこどもの石仏群です。
まず、こんな坂をのぼります。
09.01.02.シュウロクサカ0-0

09.01.02.シュウロクサカ0-1

石荒く組みたる坂の険しきを石を選りつつ踏みしめ登る
石組みの荒きのぼり路(じ)やや湿り石につもれる落ち葉は深し
09.01.02.シュウロクサカ0-2

09.01.02.シュウロクサカ1

石を踏み喘ぎのぼりし森なかにわれは息のむ童子の群像
09.01.02.シュウロクイシ0

険しきにわずか平たき場をつくり祠をなかに石仏の群
右の岩ひだりの岩に分かれ立つ十六童子の石仏の群
冬の日は小暗き森に深く差し影と光のなかに我居り
09.01.02.シュウロクイシ1

09.01.02.シュウロクイシ2

差し込むる冬の木もれ日ひわ色に十六童子の像を照らせり
にこやかに桶を頭に笑む童子冬の日淡く面わに差せり
09.01.02.シュウロクイシ3

童子立つ岩にみどりの苔むして木もれ日は差す淡くはだらに
09.01.02.シュウロクイシ4

いく百年ここに鎮まる石仏の笑みあえかなる童子の面わ
09.01.02.シュウロクイシ5

09.01.02.シュウロクイシ6

09.01.02.シュウロクイシ7

ふり返りまたふり返り去りにけり十六童子の像をこころに
09.01.02.シュウロクイシ8

09.01.02.シュウロクイシ
(撮影2009.1.2)

初もうで

1月2日に、友人が山荘を訪ねて来ました。本宮山に行こうということになりました。写真を撮ったのですが、わたしのものは変な写真ばかり。

たった一枚、砥鹿神社奥の院です。
トガジンジャ

奥の院の参道から、友人が写した富士山。真ん中あたりに小さく見えます。
フジサン

これは、特別。友人が2002年の1月2日に、雪の白鳥神社を写したものです。こんな風景を撮るのは、今後、ないと思います。
ユキノシラトリ

山荘に帰ったら、フクロウを見ました。松の内に、富士山とフクロウを見るなんて、今年は、縁起が良いはずですが、はたしてどんなでしょうね。

本宮山砥鹿神社奥の院

作手郷から、スカイラインで、本宮山砥鹿神社奥の院へ。本宮山についての詳細は、「本宮山奥の院」で検索すれば、さまざまな情報が得られます。

端的に特徴を記せば、来訪者で、理解されるでしょう。まず軽装登山の人々。以前、ふもとから毎日来るという人にも出会いました。次は、観光参拝の人たち。そして時々、僧侶姿の人や、キリスト教関係らしき人を見かけたりします。

スカイラインから、奥三河方面を。
08.9.28.ホングウ1

奥の院への参道。
08.9.28.ホングウ2

途中にスギの巨木があります。
08.9.28.ホングウ3

根の辺りの説明版。
08.9.28.ホングウ4

この坂を登り切ったところに、奥の院があります。
08.9.28.ホングウ5

左の方の、谷の景色。
08.9.28.ホングウ6

右の方の、石垣。この上が奥の院です。
08.9.28.ホングウ7
(9/28撮影)

さて、奥の院の写真を撮ったのですが、なんと写っていませんでした。
とにかく、格別な信仰がなくとも、さい銭の少々を出したくなるようなところです。

相寺白鳥神社

相寺白鳥神社を紹介します。時々ここに、家族でふらっと訪れます。何に惹かれるのか分かりませんが、良く手入れをされていて、おごそかではありますが、あったかい感じもします。

由来は、日本武尊に関連するとも、白鳥飛来に関連するとも言われています。

守るためのしきたりなどもあるのでしょうが、ともかく日本人の魂の原風景が存在するような場所です。それも深層意識レベルの魂。この感覚は、寺院や教会などに感ずるより、深い意識のものです。カオス(混沌)ともみまがう深い論理が、象徴的に形象化されているようにも思います。

アンドレ・マルローが伊勢神宮を訪れ、その印象を「永遠を一瞬にして表現」という意味のことを述べたそうですが、それに通ずる感覚が、このいかにも土臭い神社にもあるように、思います。
08.09.22.01.ノボリ

向かって右側の狛犬。背後は、スギの大木。
08.09.22.05.コマイヌ1

向かって左側の狛犬。背後は、スギの大木。
08.09.22.06.コマイヌ2

スギの大木の根方。樹齢は800年とも。
08.09.22.07.スギノネ1

さらにこんな感じで、迫力があります。
08.09.22.08.スギノネ2

左右のスギの大木が、空中で絡み合っています。これも一見の価値ありです。
08.09.22.09.スギ

境内から、集落をのぞみます。この集落も、ひとつの景観をなしているほど、魅力があります。
08.09.22.14.シュウラク

最後に神社を真正面から、撮しました。
08.09.22.15.ジンジャ
プロフィール

カイ

Author:カイ
奥三河・作手郷の風景を、「テレジアの森」から、お届けします。2010年9月より、娘の生活、生い立ちをとおして、より深い心の風景としての作手郷を紹介します。

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