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花浄土

 二ヶ月ほど前、「寄る年波にグロッキー」と題して、松の倒木を片づけたことを書きました。安堵したのもつかの間、実はその翌週、さらに一本の枯れ松が山路に倒れ込んでいました。さすがにがっくりし、そのまま放置していたのですが、道の草がどんどん伸び、放っておくこともできず、二日の土曜、午後から片付け作業に入りました。

 土曜の夕方までになんとか片付け、日曜は体を休めるために、午前は「道の駅」などへ買い物、午後は草刈り機用超硬刃を研いだりする程度にとどめて過ごしました。とはいえ超硬刃を何枚もためていたので、この研ぎ作業にも、けっこうな時間を費やしてしまいました。ともかくやるべき作業はやり終えて、帰路につきました。

 さてこの季節、木々や草々のうっそうとした茂りに、気分は滅入りがちになります。でも少し見方を変えると、とてもうつくしい季節でもあります。春の燃え立つような華やかさではなく、落ち着きのあるしっとりとした美しさです。たとえば青葉をひろげたモミジの陰に立つとき、また青葉陰から樹幹を透かし彼方の風景を眺めるとき、湿りを含んだ微風の中でまるで異世界に立っている感覚にとらわれます。

 この時期の花も、多様です。テレジアの苑でまず目にするのが、アジサイそしてガクアジサイ、シモツケです。大樹となった夏椿の白い清楚な花も味わいがあります。ヤグルマソウ、ホタルブクロ。ギボウシの花もひらきはじめました。湿地では、緑の原にノハナショウブのむらさきが映えます。そのむらさきの色も単一ではありません。色淡い花から赤みをふくんだ色まで、さまざまです。そのほかカキラン、ヌマトラノオ、またモンセンゴケのほんとうに小さな小さな白い花、赤い花。テレジアの苑は、まさに花浄土です。

 花の記事に添え、最後に残念なことを書きます。先週ご紹介したヤマハハコ。花の様子を見に行きましたら、その場所にはもうありませんでした。掘り返したあとだけが、残っていました。もうお人好しなんかでいられないと、思い知らされました。

こんな具合に、倒れ込んでいました。
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いつも妻との共同作業です。
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加奈さんは、少し離れた位置で監督。
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ササユリを手にポーズ。
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こんな具合に、なんとか片付けました。
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以上、2011.7.2撮影
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「3.11」からひと月

ひと月前を、いまいちどふり返りましょう。
世界中から、祈りの声が届いています。
貧しい国からも、富んだ国からも。
-JAPAN.WE ARE WITH YOU-
次のサイトをごらんください。

"Until Then"「その日まで」(By Kenneth Maiki Aiolupotea)

……作手郷の春。木和田集落白鳥神社前のエドヒガンです。
昼頃行きましたら、集落の若いお母さんと四人のお嬢さんが、川辺でお花見弁当を。
楽しそうに話しかけてくださり、桜花にも人の心にも、感動させられました。

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以上、2011.4.10.撮影

疲れています

 このところ、週末は作業に追われています。

 先々週土曜日は、テレジアの森の立ち枯れた松の伐採を、シルバーの方ふたりに依頼しました。プレハブ小屋あたりの松に限定し、おふたりで一日がかりの作業でした。わたしと妻はその間、湿地のアシを刈ったり蔓を切り取ったり、また山荘周辺の草を刈ったり、いろいろ細かな作業に追われました。また日曜は朝の八時から十二時まで、向山湿原の草刈りボランティアに参加。

 一昨日の土曜は、わたしと妻とで前週に切り倒した松の整理。そしてこのほか、まだまだ立ち枯れた松がいっぱいありますので、さしあたり山荘から見て目につく松を切り倒すことにしました。チェンソーで三本を切り倒したのですが、枯れた松はどう倒れるか分からず、いかに危険かが分かりました。わたしの胴回りより、太い松ばかりです。立ち枯れているとはいえ、ものすごい重量です。命がけの作業であることが、よく分かりました。翌日曜の朝は、城山湿地の草刈りボランティアに参加。その後、大石さん宅にて、草刈り機用チップソーの刃の研ぎ方を教わりました。

 ところで、湿原の草刈りボランティアですが、年々参加者が少なくなります。会員の高齢化が原因しています。そのため少人数で作業を行わなければならないため、その分、参加者の負担がさらに増します。とにかくこのところ、疲れています。仕事の疲れと、週末作業の疲れが溜まってきているようです。老いのせいもあるでしょう。

 くり返しますが、とにかく疲れています。風邪気味のような気もします。あるいは花粉症気味なのかも知れません。なにか両方ごっちゃになっているような気もします。ゆっくり写真を撮るひまもありませんので、城山湿地に面した杉の植林山を一枚だけご紹介します。樹木全体に杉花粉をたっぷりためこんで、植林山全体が赤茶色になっています。近々、ものすごい量の杉花粉が空を黄色に染めながら飛散することでしょう。

城山湿地に面した、杉の植林山。
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2011.3.6撮影

作手巴川の川霧

今週は、T&Tさんのブログ「きままにフォト」からです。作手郷は、先週の森楽さんのブログでも理解されるように、高原・平原の地であり、これが(まぼろしの)湿原の里を形成しています。

しかし同時に、降雨によるゆたかな水が三河平野へと流れる水源の地でもあり、その過程で、さまざまに渓流をなしている地でもあります。こうした作手郷の渓流を代表するのが、紅葉の美しい巴川です。林床の植生もゆたかな、やさしい美しさが感じられる渓流です。

ただし景勝地としての規模が小さいため、観光のための人々が訪れるわけではありません。作手郷に散在する小湿原・小湿地と同様に、知る人だけが知る隠れた名所です。

T&Tさんのブログ、「きままにフォト」から

-作手巴川の川霧-

木漏れ日の差す花園

ヤマシャクヤク(紅花)の花が咲いています、との誘い。
花の群落、見事でした。エビネの花園も。
クマガイソウは終わり、
ササユリは、青い蕾をつけていました。
杉山の木下影の、見事な花園でした。
作手のど真ん中の、或る山の中です。


2009.5.23-24
遙かなる低山なみの影黒く夢に萌黄の広野あらわる
夢の中の景色うごきてたちまちに春の広野に小山あらわる
山の間の空をひとすじ銀のみち遠走る見ゆ夢の景色に
うつつとも夢の景ともわが知らずみどり野をゆく足軽やかに
みどり野は広やかにしてひとすじの黄の色の道しなやかに縫う
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杉山の南なだりの木下影(こしたかげ)君が手になる花の園あり
杉山の南なだりの木下影こもれ日は差すエビネ咲く園
君が手にはぐくむ杉の山なだりヤマシャクヤクの群落はあり
種を蒔き花を五年(いつとせ)待ちたりとヤマシャクヤクの園を指さす
わが欲れば種よりみとせの苗ひとつヤマシャクヤクを選び賜いぬ
豪快に掘りしを賜いぬ茎太く花あまた咲くエビネいく株
エビネ咲きヤマシャクヤクの花匂いクマガイソウは季(とき)過ぎて居つ
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花の先すこし曲がりて垂るるなどコツバネウツギなごむ黄の花
あえかなるツルウメモドキの花咲きてようやく根付きたりしを喜ぶ
山峡は深きみどりの色となり華やぐともなくタニウツギ咲く
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鳥の声のみなる谷の静寂にわれは居りけりつゆ曇る朝を
みどり葉のさゆらぐなかにオラトリオ「四季」を聴き居つ山峡の家
プロフィール

カイ

Author:カイ
奥三河・作手郷の風景を、「テレジアの森」から、お届けします。2010年9月より、娘の生活、生い立ちをとおして、より深い心の風景としての作手郷を紹介します。

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